代表挨拶

当サイト「Fair Space(フェア・スペース)」の発起人兼管理人の井上英治と申します。

私は現在、埼玉県の春日部市議会議員を務めております(無所属、3期目)。

私は平成30年(2018年)9月議会で、当時「新潮45」の杉田水脈代議士の論文「LGBT支援の度が過ぎる」が、朝日新聞などの批判を受け議論となっていたことから、ハッキリと「疑問と問題ありのLGBT条例制定には反対です」と題して一般質問を行いました。その内容は、私の二冊目の著書『翔んで春日部』(知玄舎)に書きましたのでご参照ください。


これに続き、すでにご存知の方もおられると思いますが、昨年(2020年)9月15日に行われた議会の一般質問で、「同性パートナーシップ制度」導入を求める請願が出されたことを受け、2年前の答弁の確認とその後の状況変化を問い質し、大きな変化はないことが証明されました。

例えば、「春日部市はLGBTに関するいじめ相談が過去5年間でゼロ」(教育委員会答弁を引用)「法務局でも医療センタ-でも問題となるような差別事案は起きていない」(執行部答弁)といった具体例です。従って18日の本会議で「(春日部)市内には(差別は)実際に存在しない」と指摘いたしました。


その後、 取材マナーが欠如した女性記者が、請願者も同席した内容を全国に配信したため、私の発言がLGBT当事者支援団体から抗議を受けただけでなく、複数のマスコミで批判的に取り上げられ、全国の皆様に知られるところとなりました。


そこで、私は11月11日に記者会見を行い、性的少数者の方々に「差別感や偏見は持っていない」ことを具体例を挙げ弁明した上で、「私を批判するのは自由だが、言論の自由を認めるべきだ議会は反社会的でない意見ならば自由に賛否を述べる場だ謝罪の必要はないし、発言の撤回もしない」とお伝えしました。


すると翌日の朝、自宅の電話に「発信元非通知」で、「何を逃げ回っているんだ」「殺すぞ」「家族もろとも覚悟しておけ」という脅迫電話があったのです(もちろんその日のうちに警察署に被害届を提出、パトロールが始まりました)。この件をこれまで取材を要請してきたマスコミ各社にお伝えましたが、取り上げてくれるところは一社もありませんでした

これは言論封殺を狙った卑劣な行為であり、断じて許すことはできません。


私は昨年の一連の出来事を通じて、日本国内で性的少数者に関する公平な議論が、いかになされていないかを改めて痛感した次第です。

ただ、幸いなことに、マスコミ各社の報道を通じて私の主張を知った全国の皆様から、共感と激励のFAXやメールを数多くいただきました。その中には、海外の先行事例やデータに基づく知見などを提供してくれるものもあり、現在の日本の言論空間で、公正な情報を提供する必要性を強く認識するに至ったのです。


繰り返しになりますが、私自身は性的少数者の方々に対する偏見は持っておらず、不当な差別があれば解消されるべきと考えています。ただし、公正な情報に基づいた自由な議論があってこそ、当事者、社会双方にとっての最善を追求できるのではないでしょうか


そこで、賛同者の協力を得て、当サイトを新たに開設し、これから継続的にフェアな情報を発信していく所存ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。

この趣旨に賛同される皆様のご意見・ご感想、さらには有益な情報のご提供をお待ちしております。
なお、反対意見を拒むものではありませんが、脅迫的な言辞が見られた場合には、直ちに必要な処置を取らせていただきます


Fair Space 発起人兼管理人
井上 英治